はじめに
みなさん、こんにちはほっしゃんです。【カナダ移住までの道のり】では、2020年12月頃に移住予定の私が取得した情報などをまとめたり、移住までに行った内容についてご紹介していくシリーズとなります。(執筆現在2020/5/7)
正直コロナの影響でそもそも渡航できるかまだ分からない状況ですか、とりあえず情報収集をしておいて、いつでも準備できている状態にしておこうという感じです…
で、早速ですが、まずはシリーズ第一段ということで、永住権の取得方法について、まとめていきたいと思います。
カナダの公式ページ

まずは、最も信頼が高いインターネットの情報源となりそうなカナダの公式ページから情報を探していきたいと思います。
ビザに関するページ

https://www.canada.ca/en/services/immigration-citizenship.html
まずは、こちらのページを見ると、「どのようなビザの種類があるか?」について、きれいに並べてくれています。各descriptionを読んでいくと、「Immigrate」ページが当てはまりそうですので、内容をみていきます。(Get a perminant resident cardしたいところですが、そちらは別の記事でみていきます)
Immigrateしたい人向けのビザの種類

https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/immigrate-canada.html
こちらのページをみてみると、全部で12種類のビザがあるようです。descriptionを一つずつ読んでいく限り、ITエンジニアとしてまずは雇われとして入国してもいのですが、できれば早めに永住権を取得したい私としては、Descriptionを読む限りだと「Express Entry」を使用できそうですので、こちらの内容をみていきたいと思います。
Express Entry

ずらっと、また一覧が出てきましたね。
How Express Entry Works
まずは、最初の項目となるこちらで、「eligibility」つまり、このVisaはどういう人であれば取得できるか?について記載されているようです。まずは、こちらを見ていきましょう。
How Express Entry Works

先ほどのリンクをクリックするとこちらのページに飛んできました。全部で4StepからなるExpressEntryのApply方法が紹介されているようです。
まずは、一番重要なEligibilityについて確認しするために、「answer a few questions to see if you meet the minimum requirements」をクリックしてみます。
Find out if you’re eligible

「There are three immigration programs under Express Entry, and each has different requirements」と記載されていますね。3つあると書いていますが、そちらは後ほどみていきましょう。
ページ下記にいくと、「Check your eligibility」というボタンがありますので、そちらから質問に答えてExpressEntry受給資格の有無について判定していくようです。

Check your eligibility

ボタンを押すと、これまでのUIと少し変えた上記のページが表示されます。こちらのページからページ中央に書かれた質問に関して、フォームから回答をポチポチと入力していくだkで、結果を確認できるようです。
ビザ受給資格の審査内容

質問に全て回答すると上記のようなページが表示されます。質問に対する回答を基に、ExpressEntryに適格か判断ができるようになっているみたいですが、残念ながら、質問回答後に、「You、これぐらい資格可能性あるよ!」みたいな結論が出されることはないみたいです。結局、カナダ側から見れば「あなたは我々の国とって利益になる?」というだけが重要になるので、その時々のカナダ国内の需要の高さや供給の低さによって運命は左右されるということだと思います。
審査に使われるであろうWebサイト上での質問内容は下記の通りです。
- 居住予定の州
- どの英語、もしくはフランス語のテストを受けたか?
- いつテストを受けたか?
- テストの点数
- カナダで何年間のskilled work experienceがあるか?
- その仕事のNOCレベルは何か? ※後ほど解説
- 家族は何人か?
- 結婚はしているか?
- 配偶者に関して、2,3,4,5の同じ質問
- カナダドルいくら所持してくるか?
- 高校、大学、専門学校などどのレベルの教育を受けたか?
要約すると、
- 英語力
- 教育レベル
- カナダ国内外での就労経験
- 職業の内容
- 家族がいる場合は、所持金
が最も重要になってきそうです。こちらも後ほど詳しく見ていきます。
NOCとは?

NOCとは、簡単にいうと、「あなたの職業ってすげーの?」みたいな感じです。
もう少し丁寧にいうと、DoctorやElectricianのような高度な専門知識が必要な職種ですか?ということになります。レベルは下記のように分けられており、職種例から察するにSkill TypeAが最もポイントが高くアルファベットが進むにつれてポイントが下がるようになっているようです。(Skill Type0は不明です)
- Skill Type 0
- Skill Type A
- Skill Type B
- Skill Type C
- Skill Type D
で、肝心のあなたの職種のレベルを確認する方法ですが、ページ下にいくとあなたの職種のレベルを確認できます。肝心のソフトウェアエンジニアという職種は、嬉しいことにAと、最もポイントが高く設定されているようです。

疑問

Webページに沿ってみていくだけでは、下記の2点が疑問に残りました。
- ExpressEntryは何度応募してもいいのか?
- 各セクションの重要度
これらの疑問に関しても、公式ページに回答がありましたので、紹介していきます。
ExpressEntryは何度応募してもいいのか?
もし、先ほどのフォームから何度でも頻繁に応募できるのであれば、日本から応募して、もし受かれば永住権を取得して向こうでのんびりと職探しをすることができそうです。逆に、応募が受からなくとも、再度ポイントを高めた後に応募することができます。
結論
応募できそうです!公式ページのQ&Aによると、「資格がない」と判定された場合でも、また新たにプロファイルを作り直して応募することができるようです。
各セクションの重要度
公式ページ(Comprehensive Ranking System (CRS) Criteria – Express Entry)にこちらに関しても詳しく記載されていました。
先ほどの質問のまとめとして、下記が重要とお伝えしましたが、正しくはこちらに+年齢
も入るようです。
- 英語力
- 教育レベル
- カナダ国内外での就労経験
- 職業の内容
- 家族がいる場合は、所持金
ちなみにこのポイントのことはCRS(Comprehensive Ranking System)と呼ぶようです。
合計何ポイント?
先ほどのサイトによると、合計1200ポイントで計算をしていくようです。
1200ポイント中何ポイントなら通過できそう?
カナダのビザサポート会社の記事によると、
Based on CRS scores of the 26 Express Entry Draws that took place in 2019, you would need to score between 438 to 475.
2019年に行われた26Express Entry DrawsのCRSスコアによると、438~475ポイント必要です。
とのことです。ん?どうやって知ったの?と思ってググったところ、こちらもまたカナダの公式サイトで全て公開しているようで、確認したところ確かにExpressEntryDraws(定期的に行われる抽選の発表会みたいなやつ)が2019年に26回行われており、CRS score of lowest-ranked candidate invitedとして438ポイントが2019年の最低ポイントとなっていました。
Express Entry results: Previous rounds of invitations
ちなみ最新版として、2020年は455~808となっています。(2020/5/7現在)昨年と比べるとレンジ幅大きすぎない!?と思った方もいるかもしれませんが、恐らくこれはNumber of invitations issuedが少なかった、つまりドローで選ばれる人数が少なかった=抽選倍率が一時的に高くなったことが原因となっているようです。
自分のポイントを計算してみた

こちらは内容がかなり多くなるので、下記の記事を参考にしてみてください。

結論からいいますと、合計ポイントは恐らく331点となる見込みです。
つまり、最低合格ライン455点まではあと、約100点ほど足りない計算となります….
が、想定通りです笑
理由は次にお話ししていきます。
カナダでの就労もしくは就学経験なしで移住は難しい

タイトル私の通り、今回計算したポイントが少ないのは、カナダでの就労もしくは就学経験が私も奥さんもゼロであることが原因になります。
カナダで1年就労すれば私の場合、+100ポイント以上獲得できることが先ほど紹介した記事からも分かるかと思います。
つまり、カナダで1-2年就労すれば移住の最低ラインを超えることが可能である!ということになります。
終わりに

カナダに移住しよう!とぼんやりと決断したときには、適当に公式ページを眺めていただけだったので、「大体こんな感じかな…?」みたいな気持ちだったのが、ブログを書くことではっきりと分かるようになりました。笑
そして、なんとなくは分かっていたのですが、やはりまずは就労先を探さなければ永住経験を獲得することが難しいようです。
次回の記事では、就労ビザを取得する方法についてまとめていきたいと思います。
