はじめに
エンジニアのみなさん、こんにちは。英語の勉強をはじめたいけど、そもそもどこから始めればいいか分かりませんよね?
そんなお悩みを解決したい方は、ぜひこちらの記事をご一読ください。
目標設定

まず一番始めに、これは英語に当てはまらずに言えることですが、目標を持つことが一番大事です。達成したい目標がないまま、勉強を始めてしまうと必ず途中でやめてしまうからです。まずは目標設定から始めましょう。
目標別の学習難易度
まずはこちらをご覧ください。

こちらは私の思う英語学習難易度を階層化したものになります。定義が曖昧なので、下記に詳細を説明します。
- 海外就職 - 「就職」は労働ビザの取得として定義します。また、就職の難易度は国にもよるのですが、知り合いの意見をまとめるとアメリカが一番難しく、次にオーストラリ、カナダ、ニュージランドなどの国が来て、比較的簡単なのは東南アジアなどの国になるようです。こちらに関しては情報が集まり次第別途記事にするかもしれません。少なくとも、IELTS6.5以上の英語力+英会話の豊富な経験+文化の理解などが必要です。
- 海外の会社とビジネス – 基本的には商社での仕事をイメージして頂くといいかもしれません。メール、ミーティング、電話、通訳などのお仕事。TOEIC800くらいの基礎力+Speaking+Writingのスキルが必要です
- エンジニアとしてのキャリアップ – 技術書を読めるようになったり、Githubで英語PRを出せたり、簡単なチャットであればスムーズに海外のエンジニアとやりとりができるレベル。TOEIC800くらいの基礎力+Speaking少し+Writing少しくらいのスキルが必要です。
- TOEIC R&L 800点以上(基礎) – 短期留学経験のある人や、基礎がないまま仕事で英語を使用している方はこちらを軽視しがちです。こちらについては別途コラムか何かで詳しく記載していきます。
学習を始める前に

基礎と応用について
学習を始める前に、一つ整理しておいて欲しいことがあります。まずは、こちらをご覧ください。

こちらは基礎と応用に分けた勉強すべきカテゴリの集合になります。
まず、文法、単語、熟語がSpeaking, Listening, Writingの基礎になります。基礎学習なしにSpeakingから始めたりすると、中身の無いことしか言えなかったり、ボディランゲージ無しの電話などが極端に難しくなります。まずは地味ですが基礎学習から開始しましょう。
学習の順番と比重(全体像)
次に、各カテゴリを集合として見たときの共通部分に注目してみてください。

勉強の順番と比重(基礎)
図を見ていただくと、単語と熟語は関連していますが、文法が完全に独立しています。私の持論としては、
- 単語
- 熟語
- 文法
の順番で学習への時間配分の割り当てを多くしていくことをおすすめします。
例えば、下記の文章を読んだ時、文法はぐちゃぐちゃでも何が言いたいのかなんとなく想像できるのではないでしょうか?
Name my hossyan is.
いくら文法を学習していても、単語が分からなければ全く訳すことができませんが、逆に単語さえ分かっていればとりあえず推測することができるようになるため、目標の内容に関係なく語彙力を高めること熟語を知ることが英語理解への近道となります。
勉強の順番と比重(応用)
応用については、基礎学習よりも自己学習でのハードルが上がる一方、楽しく学習を進めることができます。ピアノや楽器でもコードや弾き方の勉強は地味でも、実際に演奏すると楽しいのと似ています。
こちらに関しての学習順はそれぞれの目標次第となりますが、下記の順で進めるのが最も実用的な英語を効率的に学習することができると私は思います。
- スピーキング
- ライティング
- リスニング
主な理由は次の3点になります。
- スピーキングを学習すると、ライティング時に自然な英語がかける
- スピーキングがある程度できるとリスニングの学習が不要
- スピーキングができると友達ができやすくて、英語レベルも上がりやすい
以下、具体的な学習方法についてもこれらを前提に話を進めていきます。
具体的な学習方法

基礎学習方法
単語&熟語暗記
目標に合わせた単語帳を購入し、毎日継続してひたすら暗記しましょう。
また、1日何単語覚えた!ではなく、1日に1時間、など時間を設定することが重要です。こちらは唯一休憩時間や電車での空き時間などでも学習の進めやすいものになるので、積極的に空き時間を活用しましょう。
以下、目的別に私のおすすめの単語帳を紹介しています。

文法学習
ある程度、単語が学習できている方は文法の勉強を始めてみましょう。
文法は単語学習とは少し違い、ルールに慣れることが重要になります。文法書からいろいろな例文に触れて、覚えて、実際に使用していきましょう!
実際に使用するには、英会話や独り言がおすすめです。
下記の記事で、おすすめの文法書を紹介しています。

応用学習方法
まずはSpeaking
先ほども述べましたが、Speaking、つまり英会話がそれなりにできるとListeningもWritingもできるようになります。
ある程度基礎ができてきたら、早速オンライン英会話に登録してアウトプットを始めてみましょう。今まで学んだことを使用できれば、頭への定着が圧倒的に早くなります。

最後にWriting
英会話がある程度できるようになってきてからWritingを始めるのがおすすめ。
自然な英語がある程度わかった後に文章の書き方を学ぶと、「あえてこういう書き方にするのか!」と話し言葉とのコントラスが見えるようになるので、読み手にどう感じて欲しいといったところまでを考えて文章が書けるようになります。
逆に全く話せないのにWritingばかりを勉強すると、ロボットが話しているような文章になったり、相手に意味が通じ辛い言い回しになりがちです。あとは、文法を考え過ぎるようになって、Speakingが異常に悪くなります。これは、イギリス人の英会話講師を勤めている友達が言っていました。笑
Writingの勉強方法は次の3つになります。
- 英作文の本で練習する
- オンライン英会話で講師に頼む
- 添削専門のサービスを利用する
それぞれ長所と短所がありますが、基本は1を進めて、たまに2で講師に依頼するというのがベストです。英会話講師のwritingレベルはそこまで高くないので、少し値段が高くなりますが、予算に余裕がある方は3を使用してみてはいかがでしょうか?
エンジニアの方であれば、ITに特化したチャット形式でwritingが学べるこちらのサイトがおすすめです。
IT特化のライティング添削サービス【 HiNative Trek 】

Listeningは?
Speakingがある程度できたら、Listeningだけで学習する時間は不要です。TOEICなどの資格勉強をしたい場合は、模試のリスニングパートを何度かするだけでOKです。
理由としては、私がListeningの勉強をほぼせずに900点を超えることができたからです笑
モチベーション継続方法

基礎学習と応用学習と同時に超重要なのが、モチベーションの継続になります。
方法としては下記のようなものがあります。
- SNSで意識を高める
- イベントに参加する
- 友達を作る
- 彼女・彼氏を作る
- 留学する
- 好きな映画やドラマ、Youtubeなどをみる
ただこちらはあくまでモチベーションの継続なので、勉強時間の20-30%を意識した方がいいです。あとは、かけれるコストに応じて方法を選択していけばいいかと思います。
興味のある分野のYoutubeやニュースなどに関してはこちらの記事が参考になるかもしれません。

英語学習でやらなくてもいいこと
英語初学者がやらなくていいことも下記にまとめていますので、英語学習始めたての方はぜひご一読下さい。
